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2025年04月04日

K40のコンプトン散乱の補正の仕方

 K40の量が多いとセシウム測定に誤差を起こさせます。
コンプトン散乱です。
 
 これまでの計測機器によっては、試料のK40のベクレル値を
読み込んで「自動的にセシウムの補正」を行う手法を取っているもの
ありますが、私たちの機器では、10Bq/kgとか20Bq/kg程度のセシウムを
測定するのではなく、1Bq/kgくらいまで測定することを目標に
しています。

 そのために、試料の持つK40の影響(コンプトン散乱)を削減するために、
試料と同じ程度の量のカリウムを加えた補正用バックグラウンドグラフを
描かせて、バックグラウンドとして使用するスタイルをとっています。

 詳しくはこちらをお読み下さい  
Posted by 高槻・市民放射能測定所 at 15:21Comments(0)使用機器(ZIP)について

2025年04月04日

国立研究開発法人産業技術総合研究所作成の放射性セシウムを含む玄米の認証標準物質測定

 これまでのA社やH社の機器がチェルノブイリ事故後に作られたのに対し、
当測定所が使用している検査機器(ZIP)は、福島原発以降に茨城のシンメトリック社
(電力会社にも各種測定器を提供している)が「市民測定所のために製造した
ヨウ化セシウムを使った機器で、20時間測定で検出下限値が0.6Bq/kgとなっています。

 また、この機器の正確性を証明するために「国立研究開発法人産業技術総合研究所」が
作成した放射性セシウムを含む玄米の認証標準物質」(玄米粒で試料量は81g、放射能濃度
 Cs全体 85.4 Bq/kg
(2012年8/1段階)を測定して、その正確性を
証明しました。そちらの記事を是非ご覧下さい。

  
Posted by 高槻・市民放射能測定所 at 14:56Comments(0)使用機器(ZIP)について